紅茶

何かが終わりを告げて
過去になっても
この身体で生き続けていて
遠い記憶になったことも
ふとした瞬間
時を巻き戻してしまうの


時がたてば忘れていくでしょう
そう誰かが言ってたのに
君が好きだった紅茶の味
なかなかうすまらないみたいだよ



季節と一緒に走り抜けて
今ここにいる
全ては決して無駄にならない
傷つけ合ったことさえちゃんと
記録されていて
ありがとうと思えたときはじめて
笑顔で抱きしめられるの


時がたてば忘れていくでしょう
そう望んで果たされたけれど
よみがえった紅茶の記憶は
いつの間にか愛しい味になってたよ