2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

昔のお墓と太陽と月

札幌散歩だよ

札幌で馬車をいつもひっぱっている馬です。 灰に白の模様が雪花みたいです。 この馬いつも休んでる時は舌が出ています。 馬も大変なのよ。 くすり屋さん。 横の格子窓。いい色よ。 古ビル、落書き、非常階段。 自転車好き。 ビルの地下の入り口覗き込む。 何…

炎は魔力を持っている 飼いならされた火は魔力を失う 本来の炎は魔力を持っている 失った力は取り戻すことが出来る

街を見てまわった日

人には慣れ親しんだ 記憶を愛する性質があるらしい 人々が生活する街と こえてゆく季節 また日が短くなってきたよ 首都より緯度が高いこの街は 夏は日がながく 冬は日がとても短いのです 私はふと 私の街の様子を あなたに届けたいなぁと思う 同時に あなた…

鏡池

鏡の池のおもて 柔らかくゆらり 波ともなく 揺れておりましたのどけき秋

願い

理想を求めて 右手で振り上げる 握ったニードルで 目の前 不和の石を削れば 一方では平穏の空を砕いた 壊すことでは 作られないの 夢みることで 滅んでゆくから つよく願うエネルギーが必要よ 解放してプリズムに光り集めて しあわせを求めて 壊すことでは築…

伝え通じるということ

僕はスリランカに住んでいる。 34歳で仕事はインフラ系。 会社の転勤でここに住みはじめて3年目だ。 もう日本に帰りたい。 奥さんとこどもが東京に住んでいるのだ。 ここの人たちは親切で自然だって美しい。 けれど。 もう帰りたいのだ。 決して器用な方で…

今日は曇りだよ

湿った冷たい空気 気持よいです 肌もキュッとしてる 寒いくらい 温かさを求めたい その感覚が心地よいです

ここにはないものをいま食べてる

記憶の中の ガラスの器の中のグラタン ヤケドしちゃうよ ふうふうしなさい 昨日の夜の焼カレー 地元じゃうまいと評判だって 焦げたチーズの香り 僕は胸が狭くなった

どろり

かみつくの 受け止めて 無抵抗の 歯形から こぼれる 闇の滴るの みた

おうごんのきせつ

なぜなの? 秋の入り口は苦しくて 考えるよ 秋の意味 高い雲 涼しい風 短くなりゆく陽の長さ 乾いた草の香 つぎの始まりはいまの終わり 痺れる声の蝉も 美しい羽の蝶も 朝ひらく朝顔も みんなどこ? 姿は見えなくて まぶしい季節に 生を使い切った 君たちを…

桔梗駅

この駅で毎朝汽車を待ってたんだよ 道南の人はJRのことを汽車と呼びます そして市電が電車 札幌に住みだして 使わない語彙に愛着を その語彙のない生活に寂しさを 感じることがあります (少しだけ、ね。)

振返ったら もういなくて 本当だったったのか 証明なんて なにもないのです 印象だけが 不気味にもはっきり残っていて 夢だったのか 月は見ていたのだろうか

先にたたず

想像力を欠いた人間は 恐ろしいことを平気でしてきた遠くの街に対しても 大切な人に対しても 明日の自分に対しても

一瞬の無言

ゴマンといるさ、と君はいった。 そして別の話に移っていった。 ぼくはゴマンと居る中の1人に価値を感じていた。

ちをめぐるぼうけん

満ちて電流が突き示せば 柔らかい風で削りだせ 鋭い重さで解き放て 変化するものを 浸食されない硬度 永遠の石に変えろ 産み落としたら そのままに去れ 説明なんていらない 理由なんて知らない 繋がりは別の層で邂逅してる 体を引き連れて次へゆらゆら

古いお家の壁

しろい壁とくろい窓枠 (世界との関係が不思議で仕方ない。 何故惹かれるの。 魅惑するものとの関係はなに。 そんなふうにして街を見渡すと 繋がりは未確定で根拠は見えない角度に隠されてる。 世界は世界を定義しない。)

共有と輪

明日帰ってくるよ カメラが修理から! ほんとうに嬉しいです 「あ!」と思った景色を捕えて 記録してもちかえり 手渡すことができるのですから カメラのいなかった間 何度、切ない思いで見送ったシーン 「共有したい」という思いから カメラを手にしたのかと…

わきみず

しあわせはほとんど透明で 気泡がふくらんでいくよう 形がないから誰にも盗まれない しあわせはほとんど透明で 光の粒が弾ける朝のよう 特別じゃないのに特別 人から取り上げること 人より特別になることそんなことはできません うそっぱちはいりません いず…

ほしまつり

遥はアルビレオが好きなの!といった 私はエイチカイが好き!といった お互いの星をみあって それでもやっぱりうなるのです どちらもとてもきれいだから どっちの方がきれいとか いちばんはどっちだとか そうゆうことを争わずに 互いの好きなものの素敵さを…

いしもりぼし

ぺろり これは確かになみだ 思うようにいかなくて 悔しくて変わりたくて もがいてる君 星が見守ってる ぺろり これは確かに苦い 顔を歪めながらも もっとよくなりたいと もがいてる君 星が見守ってる