2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

雪降る

雪が降る、夜の街の空はオレンジ。

函館の海

海は凪いで、雲には光がかかって虹になっていました。 水平線の向こうにはぼんやりと青森が見えました。 青森はお天気のよい日にしかみえないのです。 とても静かで遠くで小さく波の音と鳥の声が聞こえました。 じっと、ずっと、みていたくなる景色だったよ。

流れ星

流れ星は気まぐれで いつ流れるのか誰も知らない 流れ星はひらめきのよう ぼやっとしてたら逃しちゃう 流れ星は嘘じゃない ほんとうに流れている でもいつも観れるわけじゃない 同じ流れ星を一緒に観られたら いいなと思う?みたいと思う? それは決して無理…

life

1日のはじまりは眩しいほどに燃えている。 はじまる前は、真っ暗で何もない闇だった。 1日のはじまりは震えるほどに美しい。 けれども昼にはひかりが行き渡り、朝のことなど忘れてる。 1日の終わりは再び燃えるだろう。 そうして朝を思い出し、1日のこと…

こんばんは、世界の不思議。

?=ん ん=n n=不定整数 謎が隠されている文章が好きだ。 完結しているようで、実は秘密の鍵を握っている。 私は言葉の不定定数を、未解決の文に代入する。 そうやって、世界の不思議を解き明かそうとしている。

無作為に選ばれたピース

1 げ ん ひ ことだま え ら たましい め しいてき てきしゅつ しゅつげき げきれい れいこん2 言霊 魂 恣意的 摘出 出撃 激励 霊魂 幻影 閃き 3 言葉は魂の幻影。恣意的たれ。閃きの摘出をするなかれ。出撃を激励するのは霊魂のみぞ。 4 言葉は魂の幻影…

NHK日曜美術館 夢のミレー ミレー傑作選 メモ

《メモ》 1.落ち穂拾い 2.種をまく人(1850) 冬小麦をまく男性の絵、男性は右手に種をもっており、握った手からこぼれている。 遠くまで撒こうとする握力で握ると、こぼれてしまうのです。 今日一日で、ここまで撒ききってしまおう、という風だ。 食べ物を作…

チョコレートとお姫さまの話

むかし、砂漠にお姫さまがいました。それはとても美しいひとでしたから、多くの王様やお金持ちが彼女を一目みたいと、金銀や、豪華な宝石、珍しい宝物をもってお城を訪れました。けれども、お姫さまは、少し困っておりました。プレゼントをくださる気持ちは…

日記

あたたかい。空気が柔らかい。空気の中の水分が増えたために視界が白く霞んでいます。天気は晴れのお昼前。外に出た瞬間から私の心は浮き立ちました。霞が出る日なんて最高です。いつもとすこし違う風景は、新しいことを発見させてくれます。同じ街にいなが…

脱皮

透明の蝶がベットで眠るあなたの口から出てきて、 空に飛び立ちあなたの心臓は止まりました。 蝶の輪郭だけは光を反射してキラリと輝きました。 それはうつくしい月の夜でした。 おじさんとおばさんは泣いていました。 私は蝶を見送ります。 さよなら さよな…

頭痛/散歩

モーメンさんは、柔らかなで毛で覆われた顔を両手で挟んでじっとしていました。頭が痛くてうなだれているのです。あたまの中の虫の活動に変化が起きたことが原因でした。虫の名前はゆらり虫で普段から体の中にすんでいますが、餌によって活動に変化があらわ…