脱皮

透明の蝶がベットで眠るあなたの口から出てきて、
空に飛び立ちあなたの心臓は止まりました。
蝶の輪郭だけは光を反射してキラリと輝きました。
それはうつくしい月の夜でした。


おじさんとおばさんは泣いていました。
私は蝶を見送ります。


さよなら さよなら あとでいくからね