007

透明さには、何も刺さらない。光が通り抜けて遊ぶだけ。
(けれども、全てが等しくただある中においては、濁りも楽しいものになる。)


透明になってしまえば、何もなくなるのではないかと不安で
強がったり、嘘をついたり、隠したりしていたけれども、
もうその必要はないとわかったんだよ。


覆いガラスもつい立てもいらないんだよ。
お日様の光をそのまま受け止めることは、なんて気持ちが良いんだろう。