あたたかい冬を望んでいる。

心細さがこみ上げてきました。急に寒くなったせいです。気温に驚いて体が縮こまったのでしょう。不思議なことに、体に任せると、温かいときは安心し、寒くなると不安になります。


こんな時は、おうちにかえったら温かいスープがいい。ネコを抱くのでもいいし、熱いお風呂でもいい。だいすきな人が迎えてくれるのがいちばんすてきなんだけれど。「さむかったでしょ」なんていわれたら、それだけで冷たい風にこわばっていた顔も溶け出します。


温かさ。あなたが夢中になって楽しかったことを話してくれたり、出来た作品を嬉しそうに見せてくれると、それだけで心が温まります。同じように、こちらが伝えたいことを受け止めてもらえた時も温まるような心地がします。その反対の時は寂しいような寒いような気持ちになるでしょう、理由もわからずすべてを否定されたとき、聴いてるふりをされたとき。これは必ずしも反対の意見をするということではありません。意見や好きなものは違っていいのです。大切なのは、相手の話を物語として聞くかどうかな気がします。物語の存在には正解もハズレもありません。


あたたかさに包まれたら、それだけで簡単にしあわせになる気がするのです。
(私があまりに単純なだけかもしれません。)