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天に向けて伸ばした人差し指
火が宿って闇を照らした
灯りはどこからでもない
内なる燃料が
空気に触れて発火したのだ


人は誰も燃料を持つ


この源は枯れない
何万年経っても消えない
見えないエネルギー


用いる過程で具現化し反応している間だけ見える
光を反射する貝の内側のように光ってチラと姿をみせる



源はまんなかでつながっている