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夜空を見上げながらふと、思い出した。
幼い頃、夏休みに祖母の家に遊びにいった時のこと。
祖母は祖父がなくなってからも家を離れずに
庭の手入れやお料理をしながら1人で暮していた。
繊細で優しく、強い人で
どんな質問にも答えてくれた。



死んだらどうなるの?
星に帰るんだよ
おばあちゃんも?
そうだよ
遠い?
そうだね、目をつぶってごらん。わたしのことが思い出せるかい?
うん!
遠いかい?
ちかい!!
そうかい



目を開くと、細めた目でわたしをみていた。
きっと今も、見守ってくれているんだね。