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夜空を見上げながらふと、思い出した。 幼い頃、夏休みに祖母の家に遊びにいった時のこと。 祖母は祖父がなくなってからも家を離れずに 庭の手入れやお料理をしながら1人で暮していた。 繊細で優しく、強い人で どんな質問にも答えてくれた。 死んだらどう…

鈍さが殺す

この世界にいない者まで揺らす歌、聞いたから、僕はびっくりして息もしていなかった。祈るように聴いてた。CDでは全然わからなかった。ライブの必要性を僕は感じた。CDには音は録音されても、空気やその場のエネルギーなど全ては入らない。音楽媒体は便利で…

ゆんゆん

人畜無害よ ゆんゆんゆん こどものためなど うそっぱち! 無害ゲットのため作りだされた不自然 これぞ害っ 不自然の中でそだった むじゃきなこどもたち なれない自然に飛び出して 自然の中に飛びだして 一発おさらばさ ゆんゆん ふわふわ 気をつけて 知恵を…

夏にノートの事を考えていたら冬に行き着いた。

ノート、のおと、の音。 夏はにぎやかだね。だから冬を思ってるのか。真冬は虫の声も草花の揺れる音も雨もない上に、空気まで凍ってしまうから耳に伝わる振動が少ないという意味でとても静かだ。 けれど全身を澄ましてみる。すると気がつく。星月はキンっと…

セーラー服の襟の 平行した2本のライン

1日の終わりに

おもいだす 友達のこと あの人のこと 風景や風 地球の自転 今日も1日ありがとう そして自分の未来をおもいだす 明日も私を生きられるよろこび つづく命 おやすみなさい またあした

風/横顔

目を細めて女の子は風を眺めている。風は草原を撫でている。細く伸びた柔らかい緑の群れを通り過ぎる風の形は回転してまるく大きい。葉の両面は色の濃さが異なるので、風がゆらすと白い道のようになる。ぼくはそんな風景を見ている、彼女を眺めている。その…

ぼくの猫は最高 毛は灰色 目はまんまるでしっぽがピンとしてる 足の先が少しだけ白い 普段はちょっと素っ気ないんだけれど 気分がいいときは逃げずにそばにいてくれる でもぼくは猫の動きを見てるだけでもしあわせ 最高にかわいいのさ 自由気侭なコなんだけ…

かわいい君には お水をあげよう おいしい顔には 世界がほころぶ 散る日のことなど 考えないよ ただただ いまの 君を見ている かわいい君に あいさつをするよ ほんとにほんとに ありがとう いつもぼくに 元気をくれて どうか ずっと咲いていてくれ もしもみん…

トランポリンで跳ねる子供たち 彼らには柵がないわ 笑って話しかける私を受け入れて 笑いかけて来た すぐに心は繋がった 私の心にも子供が住んでいるから すぐに一緒に遊べたの 悲しむ気持ちも うれしい気持ちも そのままに だれのことも じぶんのことも 否…

まわしてレコードまわしてこの地球まわしてこの世界 私たち手をつなげば加速するわ

永遠みたいな瞬間を 連続してる! 先の見えない 滑り台 のりだしたからには 進むだけ そう思ってたのに そう思ってたのに! この身は宙に放り出た 空をも飛べるのね!in the world 推進のエネルギーは希望することだけよ 子供みたいな大人よ 夢みてるの! 常…

この星の人たちはみんなあるものを持っています それはノギムと呼ばれるものでした ひとりひとつずつもっています 本当の使い方はだれも教えてはくれません 当然、ノギムには説明書もついていません けれども使い勝手が良くて、不便をしませんでしたので だ…