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秋の初めの夜だった。
ぼくたちは散歩していた。
虫が静かに鳴いて風が心地よい。
あ!流れ星!!!!を!!!!
ぼくは流れ星をキャッチした!
はじめてだったので驚いた。
おちてきてしまったらしい。
流れ星は小さくて、冷たくて、炭火の残りのようにゆらゆら光っている。
かわいい。ぼくの手のひらからきみの手のひらに乗せた。
きみは流れ星があまりに綺麗だったのでを空にかえしたいと言った。
もちろんぼくも賛成だった。
「流れ星、ありがとう、宇宙へお帰りね!」
そう言ってきみはめいいっぱ高く星を宇宙になげたよ。
星の光が遠く見えなくなって、静かになった。
すると、キラキラと流れ星のこえがきこえた。
「ありがとう、仲間たちも喜んでる!」
空は、流れ星でいっぱいになった。
ぼくたちはびっくりした!
それから流れ星が宇宙に帰れたとわかって喜んだ。
それにしてもすごい数!!
それになんてきれいなんだろう。


その夜は多くの人たちが流れ星を見ることが出来たよ。
みんな、どう思ったかな〜?
(もちろん流れ星とぼくたちのことはまだ誰も知らないのさ!)